愛犬が年齢を重ねるにつれて、これまで当たり前にできていたことが少しずつ難しくなることがあります。
「最近、散歩の途中で立ち止まることが増えた」
「夜になると鳴き続けるようになった」
「自分で立ち上がることが難しくなってきた」
「排泄の失敗が増えて、介助が必要になった」
「仕事をしながら24時間介護するのが難しい」
こうした変化を目の当たりにすると、「できる限り自分でお世話をしてあげたい」と考える飼い主様は多いのではないでしょうか。
一方で、老犬の介護は数日や数週間で終わるとは限りません。
数ヶ月、場合によっては数年間にわたり介護が必要になることもあり、飼い主様の体力や生活環境、仕事、家庭事情などによっては、自宅だけでお世話を続けることが難しくなることもあります。
そこで、愛犬のこれからを考える際の選択肢の一つとなるのが「老犬ホーム」です。
老犬ホームは、高齢になった犬や介護が必要になった犬を預かり、飼い主様に代わって日常生活のお世話や介護を行う施設です。
しかし、初めて老犬ホームについて調べる方にとっては、
「老犬ホームって具体的にどんなところ?」
「普通のペットホテルとは何が違う?」
「寝たきりの犬でも預かってもらえる?」
「老犬ホームの費用はいくらくらい?」
「一生預けることもできる?」
「老犬ホームに預けることは、愛犬にとってかわいそうではない?」
など、さまざまな疑問や不安があると思います。
この記事では、老犬ホームとはどのような施設なのか、利用を検討するタイミング、サービス内容、費用を考える際のポイント、施設選びで確認しておきたいことなどを詳しく解説します。
静岡県浜松市天竜区にあるペット総合施設「D.C.キャッスル」でも、老犬介護をはじめ、1ヶ月単位・年単位の長期預かり、一生涯のお預かりなど、飼い主様と愛犬の状況に応じたさまざまなお預かりについて相談することができます。
「最近、愛犬の介護が大変になってきた」
「この先、自宅で介護を続けられるか不安」
という方も、今すぐ利用するかどうかを決める必要はありません。
まずは老犬ホームについて知り、愛犬とご家族にとってどのような選択肢があるのかを考えていきましょう。
老犬ホームとは?
老犬ホームとは、高齢になった犬や介護を必要とする犬を、飼い主様に代わってお世話する施設です。
人間の高齢者施設をイメージする方もいるかもしれませんが、施設によってサービス内容や設備、受け入れ条件は大きく異なります。
元気なシニア犬の長期預かりを中心としている施設もあれば、歩行介助や食事介助、排泄介助、床ずれへの配慮など、老犬介護に対応している施設もあります。
また、一定期間だけ利用できる施設や、一生涯のお預かりを相談できる施設など、預かり期間もさまざまです。
そのため、「老犬ホーム」という名称だけで判断するのではなく、
どのような犬を受け入れているのか
どこまで介護してもらえるのか
どのくらいの期間預けられるのか
どのような環境で生活するのか
という点まで確認することが大切です。
老犬ホームとペットホテルの違い
老犬ホームと一般的なペットホテルは、「犬を預かる」という意味では似ています。
しかし、利用目的には大きな違いがあります。
一般的なペットホテルは、旅行や帰省、出張などで数日間家を空ける際に利用することが多く、比較的健康な犬を対象としたサービスが中心です。
一方、老犬ホームは、高齢犬が長期間生活することや、介護が必要になることを想定しています。
例えば、高齢犬の場合、
自分で立ち上がれない
長時間歩くことができない
自力で食事をすることが難しい
排泄の介助が必要
夜鳴きがある
徘徊がある
定期的な投薬が必要
寝たきりで床ずれへの配慮が必要
といったケースがあります。
このような犬の場合、一般的なペットホテルでは対応が難しいことがあります。
老犬を預ける場合には、単純に「犬を預かってくれる施設」を探すのではなく、「現在の愛犬に必要な介護に対応できる施設」を探すことが重要です。
犬は何歳から老犬になる?
「うちの犬は何歳から老犬になるのだろう?」
という疑問を持つ方もいるでしょう。
犬の年齢の重ね方は、犬種や身体の大きさ、個体差などによって異なるため、一律に何歳から老犬と決められるものではありません。
一般的には7歳頃からシニア期として意識されることがありますが、大型犬ではより早い段階から身体の変化が見られる場合もあります。
大切なのは年齢の数字だけではありません。
散歩する距離が短くなった
階段を嫌がるようになった
寝ている時間が長くなった
食欲にムラが出るようになった
呼びかけへの反応が以前より鈍くなった
足腰が弱くなった
トイレの失敗が増えた
夜に落ち着かなくなった
このような生活の変化を確認することが重要です。
「まだ10歳だから大丈夫」
「もう15歳だから介護が必要」
と年齢だけで判断するのではなく、愛犬一頭一頭の身体や生活の状態を見るようにしましょう。
老犬介護はある日突然始まるとは限らない
老犬介護というと、寝たきりになった犬のお世話をイメージする方も多いかもしれません。
しかし実際には、少しずつ介助が必要になっていくケースもあります。
最初は散歩の距離が短くなる程度だったものが、少しずつ段差を越えにくくなり、立ち上がるときに支えが必要になり、さらに食事の姿勢を保つことが難しくなることもあります。
その後、排泄場所まで移動することが難しくなることもあります。
このように、老犬介護は一気に始まるというより、少しずつ必要なお世話が増えていく場合があります。
だからこそ、完全に介護が必要になってから初めて情報を集めるのではなく、元気なシニア期から将来の選択肢について考えておくことも大切です。
老犬ホームを利用するのはどんなとき?
老犬ホームを検討する事情は、飼い主様によってさまざまです。
「介護が面倒だから預ける」という単純なものではありません。
むしろ愛犬を大切に思っているからこそ、「自分だけでは十分なお世話ができない」と悩み、専門施設を探す方もいます。
仕事と老犬介護を両立することが難しくなったとき
仕事をしながら老犬の介護をすることは、想像以上に大変です。
介護が必要になると、食事介助、水分補給、排泄介助、おむつ交換、体位交換、投薬、夜間の見守りなどが必要になる場合があります。
日中仕事へ出ている間に愛犬を長時間一人にすることが心配になる飼い主様も多いでしょう。
また、夜鳴きなどで睡眠時間が減り、そのまま仕事へ行かなければならない状態が続けば、飼い主様自身の体調にも影響する可能性があります。
そのような場合、長期間のお預かりや老犬介護施設の利用を検討することも一つの選択肢です。
飼い主様自身が高齢になったとき
犬だけではなく、飼い主様も年齢を重ねます。
若い頃には問題なくできていた大型犬の散歩や抱き上げ、排泄介助などが、年齢とともに難しくなることもあります。
特に足腰が弱った犬を抱える必要がある場合、飼い主様自身が転倒したり、腰を痛めたりする可能性があります。
「愛犬のお世話を続けたい」という気持ちと、「身体的に難しい」という現実の間で悩む方もいるでしょう。
無理をして共倒れになってしまう前に、専門施設へ相談することも重要です。
飼い主様が入院・療養することになったとき
病気やケガによって飼い主様自身が入院することになれば、愛犬のお世話が突然できなくなることがあります。
特に介護が必要な老犬の場合、家族や知人へ簡単にお願いできないことがあります。
食事介助や投薬、排泄介助など、犬の状態を理解したうえでのお世話が必要だからです。
入院期間が長期化する可能性がある場合には、老犬の長期預かりについて専門施設へ相談する方法があります。
高齢者施設へ入居することになったとき
飼い主様自身が高齢者施設へ入居することになり、愛犬と一緒に暮らすことができなくなるケースもあります。
ペットと一緒に入居できる施設もありますが、すべての施設がペット同伴に対応しているわけではありません。
愛犬がすでに高齢の場合、新しい飼い主様を探すことが難しい場合もあります。
このようなケースでは、一定期間の預かりではなく、一生涯のお預かりに対応した施設が選択肢になることがあります。
老犬の夜鳴きや徘徊が続くとき
高齢犬では、夜間に落ち着かなくなったり、鳴き続けたり、同じ場所を歩き回ったりすることがあります。
愛犬自身へのケアはもちろんですが、毎晩のように夜鳴きが続けば、飼い主様やご家族が十分に睡眠を取れなくなる可能性があります。
集合住宅では、近隣への影響について悩む方もいるでしょう。
「愛犬だから我慢しなければいけない」と一人で抱え込み続けるのではなく、獣医師への相談や介護環境の見直し、老犬介護施設への相談など、さまざまな選択肢を考えることが大切です。
寝たきりになり介護量が増えたとき
犬が自力で立つことが難しくなると、お世話の内容が大きく変化します。
寝床の管理、排泄後の身体の清拭、食事介助、水分補給、身体の向きを変えること、皮膚状態の確認など、こまめなケアが必要になる場合があります。
大型犬の場合は、身体を動かすだけでも大きな力が必要です。
「家族だけで続けることが難しくなってきた」と感じた場合には、老犬介護に対応している施設への相談を検討してもよいでしょう。
老犬ホームではどんなことをしてもらえる?
老犬ホームのサービス内容は施設によって異なります。
ここでは、老犬介護において一般的に必要となる代表的なお世話について解説します。
食事の管理・食事介助
高齢犬になると、食欲や食べ方に変化が出ることがあります。
以前と同じドッグフードを食べにくくなったり、一度に食べられる量が減ったりする場合もあります。
また、自分で頭を支えることが難しい犬では、食事をする姿勢を支える必要がある場合もあります。
介護対応施設を選ぶ際には、普段のフードを続けられるか、食事量を調整できるか、食事介助に対応できるか、療養食について相談できるかなどを確認するとよいでしょう。
排泄介助
足腰が弱くなると、自力でトイレまで移動できなくなることがあります。
おむつが必要になる犬もいます。
排泄物が身体に付着した状態が続けば、皮膚の負担になる可能性もあるため、こまめな確認と清潔な状態を保つことが大切です。
老犬ホームを探す際には、排泄介助が必要な場合にどのような対応が可能なのか確認しましょう。
歩行・移動のサポート
高齢になっても、自分の力で少し歩くことができる犬はいます。
歩行補助ハーネスやカートなどを利用することで、外の空気に触れたり、散歩を楽しめたりする場合もあります。
「高齢犬だからずっと寝かせておく」というわけではなく、その日の体調や身体機能に合わせて過ごせる環境が理想的です。
床ずれへの配慮
寝たきりの犬では、同じ姿勢が長時間続くことで身体の一部へ負担が集中することがあります。
寝具を工夫したり、身体の向きを変えたりするなど、その犬の状態に合わせたケアが必要になる場合があります。
すでに寝たきりの愛犬を預ける場合には、こうした介護に対応できるか必ず事前に確認してください。
投薬
シニア犬では、持病の治療などで毎日薬を飲んでいる場合があります。
朝と夜に薬を飲ませる、食後に薬を与えるなど、それぞれ決まった方法がある場合は、施設へ正確に伝える必要があります。
すべての施設があらゆる投薬に対応できるわけではないため、薬の種類や方法について事前に相談しましょう。
健康状態の確認
高齢犬は、数ヶ月の間にも身体の状態が変化することがあります。
昨日まで食事を完食していた犬が急に食欲を落としたり、歩けていた犬が立ち上がりにくくなったりすることもあります。
長期間預ける場合には、食欲、飲水、排泄、歩行、睡眠、表情、皮膚状態など、日常の小さな変化に気付ける環境かどうかが重要です。
老犬ホームの費用はいくら?
老犬ホームについて調べる方が特に気になるのが「費用」ではないでしょうか。
老犬ホームの料金は全国一律ではありません。
犬の大きさや健康状態、介護内容、預ける期間、施設設備などによって大きく異なります。
そのため、「老犬ホームはいくら」と単純に判断することはできません。
犬の大きさで料金が変わる場合がある
小型犬と大型犬では、必要になるスペースや食事量、お世話に必要な人員や介助負担などが異なります。
そのため、体重別に料金設定をしている施設があります。
料金表を確認するときは、「犬1頭いくら」という部分だけを見るのではなく、愛犬の体重区分を確認しましょう。
介護内容によって費用が変わることがある
同じ15歳の犬でも、自分で歩き、食事や排泄ができる犬と、寝たきりで食事・排泄介助が必要な犬では、必要なお世話が異なります。
そのため、介護料金などが別途必要になる施設もあります。
料金を問い合わせる際には、年齢だけではなく、現在の状態を正確に伝えることが重要です。
短期・月単位・年単位・生涯預かりで料金体系が変わる
老犬ホームでは、施設によって数日間、1ヶ月単位、半年程度、1年単位、一生涯など、複数のプランが設定されている場合があります。
長期間利用する場合は、1泊料金を単純に日数分支払う方式ではなく、月額料金や年間契約になる場合があります。
老犬ホームの費用を比較する際には、「月額料金」だけでなく、入居時に必要な費用や更新費用、介護費用なども含めて確認しましょう。
老犬ホームは安さだけで選ばない
長期間利用するとなれば、費用は大きな問題です。
「できるだけ安い老犬ホームを探したい」という気持ちは自然なものです。
しかし、愛犬が数ヶ月、数年間、あるいは一生涯生活する可能性がある施設です。
料金だけで決めることはおすすめできません。
月額料金が安くても、どのような部屋で生活するのか、空調設備はどうなっているのか、スタッフがどのように様子を見るのか、介護が必要になった場合どうなるのか、病気になったときどう対応するのかなどによって安心感は大きく変わります。
「安いか高いか」ではなく、「その料金でどのようなお世話をしてもらえるのか」という視点で比較しましょう。
老犬ホーム選びで確認したいポイント
大切な愛犬を預ける場所だからこそ、施設選びは慎重に行いたいものです。
まず確認したいのが、現在の愛犬の状態に対応できるかという点です。
問い合わせをするときには、年齢、犬種、体重、歩行状態、食事状態、排泄状態、持病、投薬、夜鳴き、徘徊、寝たきりかどうかなどを伝えましょう。
「老犬OK」と書いてあるだけで判断しないことが重要です。
また、愛犬が長期間生活できる環境かどうかも確認しましょう。
老犬ホームでは、数ヶ月から数年間暮らすこともあります。
そのため、一時的な宿泊施設としてではなく、「生活する場所」として考える必要があります。
犬がどのようなスペースで眠り、食事をし、日中を過ごすのかを確認しましょう。
空調設備も重要です。
高齢犬は暑さや寒さなど、環境の変化による影響を受けやすい場合があります。
夏と冬の両方を施設で過ごす可能性がある長期預かりでは、冷暖房などの室温管理について確認しておきましょう。
衛生管理についても同様です。
高齢犬、特に寝たきりの犬では、清潔な環境を保つことがより重要になります。
犬舎だけでなく、寝具、食器、排泄スペースなどがどのように管理されているか確認しましょう。
食事介助や排泄介助への対応も確認しておきたいポイントです。
現在は自分で食事や排泄ができていても、数ヶ月後、数年後には介助が必要になる可能性があります。
長期間預ける予定の場合には、「将来介護度が上がったときにも対応できるか」という点まで相談しておくと安心です。
持病や投薬への対応も重要です。
シニア犬では、年齢とともに継続的な治療や投薬が必要になるケースがあります。
現在投薬している場合には対応可能か確認しましょう。
今は薬を飲んでいなくても、長期間預けている途中で必要になる可能性も考えておきましょう。
さらに、体調不良時の対応も確認しておく必要があります。
愛犬が突然体調を崩した場合、誰が判断するのか、飼い主様へどのように連絡するのか、動物病院を受診する場合はどうするのかといった点を確認しておきましょう。
海外在住などですぐに連絡が取れない場合には、国内の緊急連絡先を設定しておく方法もあります。
長期間預ける場合には、面会についても確認するとよいでしょう。
老犬ホームを利用しても、愛犬との関係が終わるわけではありません。
施設によって面会ルールは異なりますが、どのような形で愛犬に会えるのか確認しておくと安心です。
預けている間の様子を確認できるかという点も重要です。
長期間離れて暮らす場合、「ちゃんとご飯を食べているだろうか」「元気にしているだろうか」と心配になるのは当然です。
施設によっては、写真や動画などで様子を伝えているところもあります。
どのような方法で状況を確認できるのか聞いてみましょう。
一生涯のお預かりを検討する場合には、愛犬が亡くなった際の対応についても確認する必要があります。
考えたくないことかもしれません。
しかし、一生涯をお願いするのであれば避けて通れない重要な確認事項です。
火葬や供養についてどのような選択肢があるのか、事前に確認しておくことで、いざというときに慌てずに済みます。
見学できる場合は実際に施設を見る
ホームページの写真や説明だけでは分からないことがあります。
可能であれば実際に施設を見学し、犬が過ごしている環境、施設内の清潔さ、スタッフの対応、犬たちの様子、周辺環境などを確認してみましょう。
長期間愛犬が生活することを想像しながら見ることがポイントです。
「自分が安心できるか」だけではなく、「この子がここで暮らすとしたらどうだろう」と考えてみましょう。
自宅介護と老犬ホーム、どちらが正解?
これは多くの飼い主様が悩む問題です。
結論から言えば、すべての家庭に共通する正解はありません。
自宅で家族と過ごすことが愛犬にとって良いケースもあれば、専門的なお世話を受けられる施設を利用する方が安心できるケースもあります。
判断するときには、愛犬の身体状態、必要な介護量、家族構成、仕事、住環境、飼い主様の体力、夜間介護の有無、経済的な状況などを総合的に考える必要があります。
「自宅介護できない自分はダメだ」と考える必要はありません。
大切なのは、愛犬が必要なお世話を継続的に受けられる環境をつくることです。
老犬ホームに預けるのはかわいそう?
「老犬ホーム」と検索すると、「老犬ホーム かわいそう」という言葉を目にすることがあります。
愛犬と離れて暮らすことに罪悪感を覚える飼い主様もいるでしょう。
しかし、預けるという行為だけを見て「かわいそう」と決めつけることはできません。
例えば、寝たきりの大型犬を高齢の飼い主様が一人で介護しているとします。
身体を持ち上げることができず、十分な体位交換ができない。
散歩へ連れて行くことも難しい。
夜間も介護が必要で、飼い主様自身が体調を崩している。
こうした状態で無理を続けることが、本当に犬と飼い主様にとって最善でしょうか。
専門施設にお願いすることで、必要なケアを継続でき、飼い主様も面会時に穏やかな気持ちで愛犬と接することができるようになる可能性があります。
老犬ホームの利用は「愛犬を手放す」という意味だけではありません。
愛犬の暮らしを守るために、第三者の力を借りるという選択肢でもあります。
老犬ホームを検討するなら早めの情報収集を
老犬ホームを探し始めるタイミングとしておすすめなのは、「もう限界」という状態になる前です。
介護は突然負担が増えることがあります。
昨日まで歩けていた犬が急に立てなくなることもあります。
飼い主様が突然体調を崩すこともあります。
そのとき初めて施設を探すと、希望する施設に空きがない、現在の状態では対応できない、遠方まで連れていく方法がない、必要な書類が準備できないといったことが起こる可能性があります。
すぐに入居する予定がなくても、
どんな施設があるのか
費用はいくらくらいなのか
どの状態まで対応してもらえるのか
どこにあるのか
という情報だけでも事前に調べておくことをおすすめします。
一時的に老犬を預けるという方法もある
老犬ホームというと、「一度入ったらずっと暮らす場所」というイメージを持つ方もいるかもしれません。
しかし、施設によっては一時的な長期預かりについて相談できます。
例えば、
飼い主様が入院している2ヶ月だけ
家族の介護で忙しい半年間だけ
自宅を建て替えている期間だけ
仕事が落ち着くまでの数ヶ月だけ
といった利用方法です。
「一生涯預ける決断はできない」という方でも、一定期間だけ専門施設にお世話をお願いすることで、生活を立て直せる場合があります。
一生涯預かりという選択肢
一方で、飼い主様の事情によって、愛犬との暮らしを再開する見込みが立たない場合があります。
例えば、老人ホームへの入居、長期療養、飼い主様の身体的な事情、家庭環境の大きな変化などです。
そのような場合には、「一生涯預かり」という選択肢があります。
一生涯預かりでは、犬が寿命を全うするまで施設で生活することを前提とします。
そのため、現在の環境だけではなく、将来介護が必要になった場合、病気になった場合、亡くなった場合などについても確認しておくことが重要です。
D.C.キャッスルの老犬介護・長期預かり
静岡県浜松市天竜区春野町にあるD.C.キャッスルでは、犬・猫の長期預かり、一生涯のお預かり、老犬介護、長期療養ケアについて相談を受け付けています。
飼い主様の高齢化や高齢者施設への入居、病気療養、老犬の夜鳴きや徘徊など、さまざまな事情から愛犬のお世話が難しくなった場合にも相談することができます。
「普通のペットホテルでは難しいと言われた」
「高齢なので長期で預けられるか不安」
「寝たきりになり、自宅だけで介護するのが難しい」
このような場合も、まずは現在の愛犬の状態を詳しく伝えたうえで相談してみることが大切です。
老犬介護について相談できる環境
D.C.キャッスルでは、高齢になった犬や介護が必要な犬について、身体の状態に配慮しながらお世話を行っています。
食事や排泄、床ずれへの配慮など、その犬の状態に応じた介護について相談することができます。
また、体調や身体の状態によっては、外の空気に触れたり散歩を楽しんだりするなど、その犬に合った過ごし方を考えていきます。
老犬だからといって一律に同じ生活をするのではなく、その日の体調や身体状態を見ながら過ごせることは、長期介護を考えるうえで大切なポイントです。
食事についても身体状態に合わせて相談
高齢犬になると、通常のドッグフードを食べることが難しくなる場合があります。
食欲が落ちたり、噛む力が弱くなったり、飲み込みにくくなったりすることもあります。
そのため、愛犬の現在の状態や普段食べているもの、食事の方法などを詳しく伝えることが重要です。
「自力で食べられるのか」
「食事介助が必要なのか」
「現在療養食を利用しているのか」
といった情報を共有することで、その犬に合ったお世話について相談しやすくなります。
持病や投薬がある犬も事前に相談
介護が必要な老犬の場合、「預かってもらっている間に体調を崩したらどうしよう」という不安を抱える飼い主様も多いでしょう。
高齢犬では、持病の治療を継続していたり、毎日薬を飲んでいたりするケースもあります。
愛犬が現在治療を受けている場合には、病名、薬の種類、投薬時間、食事制限、かかりつけの動物病院などについて整理しておきましょう。
犬の健康状態や治療内容によって対応できる範囲は異なるため、利用前に詳しく相談することが大切です。
長期間でも愛犬とのつながりを大切に
長期間愛犬を預けることになっても、「できれば定期的に会いたい」と考える飼い主様は多いでしょう。
老犬ホームや長期預かり施設を検討するときには、面会についてどのようなルールがあるのかを確認することも重要です。
離れて生活することになったからといって、愛犬との関係がなくなるわけではありません。
施設へ預ける目的や期間、面会についての希望なども含めて相談してみましょう。
1ヶ月単位・1年以上の長期預かりにも対応
老犬の介護が必要になったからといって、必ず一生涯預けなければならないわけではありません。
D.C.キャッスルでは、短期間のお預かりから、1ヶ月単位、年単位の長期預かり、一生涯のお預かりまで、さまざまな期間について相談することができます。
例えば、
「入院している3ヶ月だけお願いしたい」
「海外赴任中の1年間お願いしたい」
「介護が大変な一定期間だけお願いしたい」
「今後自宅で生活することが難しいので、一生涯のお預かりを相談したい」
など、飼い主様の事情に応じて相談することができます。
自然豊かな環境で長期間過ごせる
老犬ホームや長期預かり施設では、愛犬が毎日どのような場所で暮らすのかも重要です。
D.C.キャッスルは、静岡県浜松市天竜区春野町の自然豊かな環境にあるペット総合施設です。
短期間のペットホテルとしてだけではなく、長期的に生活する場所として利用する場合には、施設内の設備だけでなく、周辺環境や犬が過ごすスペースなども確認しておくとよいでしょう。
長期間預ける施設だからこそ、単に「預かってもらえる」ということだけではなく、どのような環境で毎日を過ごせるのかを考えることが大切です。
老犬ホームについてよくある質問
何歳から老犬ホームを利用できますか?
老犬ホームは、年齢だけで利用可否を判断するものではありません。
施設によって受け入れ条件が異なるため、年齢に加えて健康状態や介護状況を伝えて相談しましょう。
まだ元気なシニア犬でも、飼い主様の事情によって長期預かりが必要になる場合があります。
寝たきりの犬でも預かってもらえますか?
介護対応の範囲は施設によって異なります。
寝たきりの場合は、食事、排泄、身体を動かす介助など、現在必要なお世話を詳しく伝えたうえで、対応可能か確認してください。
D.C.キャッスルでも老犬介護について相談することができますので、現在の状態を詳しく伝えてください。
夜鳴きがある犬でも相談できますか?
夜鳴きや徘徊などがある高齢犬についても、施設によっては相談できます。
どのくらいの頻度で夜鳴きするのか、日中の状態はどうなのかなどを詳しく伝えることが大切です。
薬を飲んでいる犬も預けられますか?
投薬への対応は施設によって異なります。
現在飲んでいる薬がある場合には、薬の名前、回数、時間、与え方などを事前に伝えましょう。
犬の健康状態や投薬方法によって対応が変わるため、利用前の相談が重要です。
老犬ホームは何ヶ月から利用できますか?
施設によって異なります。
D.C.キャッスルでは、短期のお預かりから1ヶ月単位、年単位、一生涯のお預かりまで、さまざまな期間について相談することができます。
一時的に預けて、また自宅へ連れて帰ることもできますか?
一定期間の長期預かりに対応している施設であれば、そのような利用が可能な場合があります。
例えば、飼い主様の入院期間中だけ預けるなど、事情に合わせた利用方法があります。
希望する期間を施設へ伝えて相談しましょう。
老犬ホームに預けた後も面会できますか?
施設によって面会ルールが異なります。
長期間利用する場合には、利用前にどのような形で面会できるのか確認しておくと安心です。
老犬ホームの料金はいくらですか?
料金は、犬の大きさ、健康状態、介護内容、利用期間などによって異なります。
正確な費用を知るためには、現在の愛犬の状態を伝えたうえで見積りを依頼することをおすすめします。
すぐに利用する予定がなくても相談できますか?
今すぐ利用する予定がなくても、将来に備えて相談しておくことは大切です。
高齢犬の場合、急に身体状態が変化する可能性があります。
「今すぐではないけれど、将来的に心配」という段階から情報を集めておくことで、いざというときに慌てにくくなります。
老犬ホームへの相談前にまとめておきたい情報
老犬ホームへ問い合わせる際には、愛犬の情報を整理しておくと相談がスムーズです。
犬種、年齢、性別、体重、現在歩けるか、食事を自力で食べられるか、排泄を自分でできるか、夜鳴きや徘徊の有無、寝たきりかどうか、持病の有無、投薬の有無、通院状況、普段食べているフード、性格、他の犬との相性、希望する預かり期間、預ける理由などを整理してみましょう。
完璧にまとめる必要はありません。
「15歳の柴犬で、最近立てなくなってきた」
「夜鳴きがあり、家族だけでの介護が難しくなっている」
といった相談からでも構いません。
重要なのは、現在の状態をできるだけ正確に伝えることです。
老犬介護で悩んだら、一人で抱え込まないことが大切
長年一緒に暮らしてきた愛犬だからこそ、「最後まで全部自分でお世話しなければならない」と考えてしまうことがあります。
しかし、介護は愛情だけで解決できないこともあります。
飼い主様には仕事があります。
家族との生活があります。
飼い主様自身の体調もあります。
睡眠も必要です。
大型犬であれば、介護に大きな力が必要になることもあります。
自分以外の人や専門施設の力を借りることは、愛犬を大切にしていないという意味ではありません。
大切なのは「誰が介護するか」だけではなく、「愛犬に必要なお世話を継続できるか」ということです。
まとめ 老犬ホームは愛犬と家族のこれからを考えるための選択肢
愛犬が年齢を重ね、これまでできていたことが少しずつ難しくなっていく姿を見るのは、飼い主様にとってつらいことかもしれません。
それでも犬は毎日を生きています。
食事をし、水を飲み、眠り、外の空気を感じ、人と触れ合いながら生活しています。
だからこそ老犬ホームを選ぶ際には、「預かってもらえる場所」ではなく、「愛犬がこれから生活する場所」という視点が大切です。
施設を探す際には、現在必要な介護に対応できるか、将来介護度が上がった場合にも相談できるか、食事や排泄をサポートしてもらえるか、空調や衛生管理はどうなっているか、持病や投薬について相談できるか、体調不良時にどのように対応するか、面会できるか、短期・長期・一生涯のどこまで対応できるか、費用に何が含まれているかなどを確認しましょう。
そして、限界になるまで一人で悩む必要はありません。
老犬ホームについて調べることは、必ずしもすぐに愛犬を預けるという意味ではありません。
「もし介護がもっと必要になったらどうするか」
「自分が入院したら誰がお世話するか」
「自分自身が高齢になったとき、この子はどうするか」
という将来について考えることでもあります。
静岡県浜松市天竜区のD.C.キャッスルでは、老犬介護をはじめ、短期間のお預かりから1ヶ月単位・年単位の長期預かり、一生涯のお預かりまで、飼い主様のさまざまな事情に応じた相談を受け付けています。
「老犬の介護が大変になってきた」
「夜鳴きや徘徊があり、家族が眠れなくなっている」
「寝たきりになって、自宅でのお世話に不安がある」
「入院することになり、高齢の愛犬を預けたい」
「高齢者施設へ入居することになった」
「数ヶ月だけお願いしたい」
「今後のお世話が難しく、一生涯預かりについて知りたい」
このようなお悩みがある場合は、愛犬の年齢や犬種、健康状態、現在必要な介護、希望する期間などを伝えたうえで、まずは相談してみてください。
愛犬と飼い主様のこれからを考えたとき、「自宅で介護する」「家族に協力してもらう」「一時的に預ける」「老犬ホームを利用する」「一生涯のお預かりを相談する」など、選択肢は一つではありません。
大切な家族だからこそ、無理をして一つの方法にこだわるのではなく、愛犬が安心して毎日を過ごせる方法を考えていきましょう。