梅雨の季節は要注意！ 犬の皮膚トラブル対策

じめじめとした梅雨の季節。

人間にとっても不快なこの時期は、実は犬にとっても要注意な季節です。

湿気によって引き起こされる「皮膚トラブル」は、毎年多くの飼い主さんを悩ませる問題です。

湿気が原因で増える皮膚トラブルとは？

梅雨の時期は、気温と湿度がともに高くなりやすく、細菌やカビ（真菌）が繁殖しやすい環境になります。

人間でも肌がベタついたり、蒸れてかゆくなったりするように、ワンちゃんの皮膚もダメージを受けやすくなります。

特に多いトラブルには、次のようなものがあります。

• マラセチア皮膚炎
• 外耳炎
• 湿疹・かぶれ

マラセチア皮膚炎

カビの一種であるマラセチアが増殖して起こる皮膚炎。赤み、かゆみ、独特のにおいが出るのが特徴です。

外耳炎

耳の中が蒸れて雑菌が繁殖し、かゆみや炎症を引き起こします。耳をよく掻く、頭を振るなどの仕草が見られたら要注意です。

湿疹・かぶれ

皮膚のバリア機能が低下し、細菌の侵入を許してしまうことで炎症が起こります。

皮膚トラブルが悪化すると、かゆみや痛みだけでなく、脱毛や色素沈着といった症状も出てくるため、早めのケアが肝心です。

自宅でできる皮膚ケアのポイント

湿気の多い時期には、ご自宅でのちょっとした気配りが皮膚トラブルの予防につながります。

• ブラッシングで通気性を確保
• 濡れた体はすぐに乾かす
• 室内の湿度管理

ブラッシングで通気性を確保

犬の被毛は湿気を溜めやすく、通気性が悪くなると皮膚に熱と湿気がこもり、細菌やカビが繁殖しやすい状態になります。

毎日のブラッシングは、毛玉を防ぐだけでなく、体についた抜け毛や汚れを取り除いて皮膚の通気性を高め、被毛を清潔に保つ役割もあります。

濡れた体はすぐに乾かす

雨の日の散歩後は、足元や体をしっかり乾かすことが基本です。特に指の間や耳の裏など、蒸れやすい部分はドライヤーの冷風などでしっかり乾かしてあげましょう。

また、梅雨時期は湿気で皮膚がふやけやすく、汚れや皮脂が毛穴にたまりやすい状態です。

そのため、定期的なシャンプーで地肌の汚れをしっかり落とすことも大切です。

湿度管理で環境を整える

室内の湿度が高いと、カビや雑菌が繁殖しやすくなります。

除湿機やエアコンで湿度を50〜60%に保つことで、皮膚環境の改善にもつながります。

犬の皮膚トラブルを防ぐために、定期ケアが大切です

湿気が原因となる皮膚トラブルは、「予防」がいちばんの対策です。

下記のような習慣が、トラブルを未然に防ぐポイントになります。

• 定期的なブラッシングとシャンプー
• 犬の様子に合わせたトリミングサイクル
• 皮膚や耳の状態を日頃からチェックする習慣
• 少しでも異変があれば、すぐに動物病院に相談

また、プロの手を借りたお手入れもぜひ取り入れてみてください。

D.C.キャッスルのトリミングでは、梅雨の時期に特にご利用いただきたい皮膚ケアに特化したサービスを取り揃えています。

オゾン水シャンプーで清潔＆やさしいケア

オゾン水には高い除菌・消臭効果がありながら、皮膚にとてもやさしいのが特徴。

皮膚に負担をかけずに汚れを落とし、皮膚トラブルの予防に効果的です。

炭酸泉温浴でリラックス＆血行促進

血行を良くし、新陳代謝を高める炭酸泉温浴は、皮膚のコンディションを整えたいワンちゃんにぴったり。

皮脂や古い角質もやさしく落とし、においやかゆみの原因を取り除きます。

肌状態に合わせたシャンプー選び

犬種や年齢、皮膚の状態に応じて、低刺激・高保湿のシャンプーを厳選。

プロの目線で異変を早期発見できるのも、サロン利用の大きなメリットです。

一頭一頭の犬に合わせた丁寧なトリミング・シャンプーサービスを提供しています。

皮膚の弱い子や、ケア方法に不安がある方も、どうぞお気軽にご相談ください。

出張トリミングも承っています！