気温が少しずつ上がり、春から初夏にかけて、猫たちは「換毛期(かんもうき)」を迎えます。
この時期、冬毛から夏毛への生え変わりが起き、大量の抜け毛が発生!
飼い主さんの中には「掃除が大変…」「毛玉が気になる…」と感じている方も多いのではないでしょうか。
換毛期のグルーミングが大切な理由

ブラッシングは、抜け毛を取り除くだけでなく、皮膚の状態をチェックする大切なケアでもあります。
ブラシをかけながら、皮膚の炎症やノミ・ダニの有無も確認できるため、健康管理の一環としても役立ちます。
特に長毛種は毛が絡まりやすく、放っておくと毛玉になってしまうことも。
毛玉や嘔吐の予防に
猫は自分でグルーミングをしますが、換毛期は飲み込む毛の量が増えるため、毛玉を吐く回数も多くなりがち。
こまめなブラッシングで抜け毛を取り除くことで、毛玉の形成や嘔吐のリスクを軽減できます。
換毛期のブラッシングのコツ

毛質に合わせたブラシを選ぶ
短毛種の猫
ラバーブラシや獣毛ブラシでマッサージしながら抜け毛を除去。
ラバーブラシは肌あたりがやさしく、血行促進にも効果的です。獣毛ブラシは表面のホコリや汚れを取り除き、毛並みにツヤを与える役割も。
定期的にブラッシングを行うことで、健康な皮膚と美しい毛並みを維持できます。
長毛種の猫
スリッカーブラシやコームで毛のもつれを取りながら、根元までしっかりブラッシング。
毛の奥にあるアンダーコート(下毛)までしっかりととかすことで、抜け毛を効率よく取り除けます。
特に脇やお腹、内股などは毛玉ができやすく、放置するとフェルト状に固まるので皮膚を引っ張り、痛みや皮膚炎の原因に。
定期的なケアで、毛玉をしっかりと予防しましょう。
嫌がる場合は短時間から始めましょう
ブラッシングが苦手な猫ちゃんは、無理にブラッシングを続けると嫌がって逃げてしまうことも。
特に警戒心の強い子や、過去に嫌な思いをしたことのある猫は、ブラシを見ただけで逃げてしまうこともあります。
ブラッシングが苦手な猫ちゃんには、最初は「1日数分だけ」「おやつで気を引きながら」などで、ブラッシングに慣れてもらうこと、怖くないよと伝えることから始めましょう。
猫がお気に入りの落ち着いている場所やタイミングを見極めて、声をかけながら優しくブラッシングを行うことで、少しずつ慣れていきます。
抜け毛の季節は「お掃除対策」も忘れずに

猫の換毛期は、猫自身のケアだけでなく、飼い主さんの生活空間にも大きく影響する季節です。
お掃除のポイントは「こまめ&効率よく」
- フローリングはドライモップや静電気タイプのワイパーでサッと掃除
- ソファや衣類はコロコロやペット用ブラシで簡単に除去
- 空中に舞う毛には空気清浄機やサーキュレーターの活用が効果的
- カーペットやラグには掃除機のペット用ノズルもおすすめ
猫がよく使う場所に毛がたまりやすいので、寝床やお気に入りのクッションなどは、定期的に洗濯・天日干ししてあげると、清潔な環境を保つことができます!
大切な家族である猫ちゃんとの暮らしが、ストレスなく過ごせますように。
ペットの長期療養ケア施設も併設し、ワンちゃんや猫ちゃんの皮膚病改善にも実績がございます。
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