犬の散歩は、健康維持にはもちろん、ストレス解消などのためにもとても大切です。
でも、どれくらいの距離や時間を目安にお散歩すればいいのか気になるという方も多いのではないでしょうか。
必要とされる散歩量などは、体の大きさや種類、年齢、健康状態によって異なります。
犬のお散歩についてまとめてみました。
愛犬に合わせて調節することが大切なので、ぜひ参考にしてみてください !
D.C.キャッスルでお預かりしているワンちゃんのお散歩の様子もご一緒に紹介します。
それぞれの犬の適した散歩時間や距離、注意点など
犬の散歩時間などを4つのタイプに分けてまとめてみました。
個々の犬の性格・体調・年齢・飼育環境などによって散歩の時間は異なります。目安として参考にしていただければと思います。
小型犬
チワワ、マルチーズ、パグ、キャバリアなど。
お散歩の頻度は、1日2回(朝・夕)で1回20分〜30分程度、距離は1〜2キロ程度。
チワワのような超小型犬は骨もあまり強くないため長距離の散歩はおすすめしません。負荷がかかりすぎないように気をつけてあげましょう
小型〜中型犬
トイ・プードル、ミニチュアダックスフンド
お散歩の頻度は、1日2回(朝・夕)で1回40分〜60分程度、距離は2キロ程度。
牧羊犬や猟犬として改良された犬種は、小型犬よりも散歩量を増やすよう意識してください。
お散歩の後に、小型犬用のドッグランでもうひと遊び !
埼玉県から長期お預かり中、ミニチュアダックスのさくらちゃん(メス・6歳)元気いっぱいです。
中型犬
ボーダーコリー、柴犬、スタンダードダックスフンド、シェットランド・シープドッグ、アメリカン・コッカースパニエル、ビーグル
お散歩の頻度は、1日2回(朝・夕)で1回30分程度、距離は2キロ程度。
中型犬は小型犬以上に犬種ごとで必要な運動量に大きな差があります。
ボーダー・コリーやビーグルなどの狩猟犬や牧羊犬として活躍していた犬種は、多くの運動量が必要です。
ドッグランを併用するなどして十分な運動量を確保してあげるのがおすすめです
大型犬
ゴールデン・レトリーバー、ラブラドール・レトリバー、秋田犬、シベリアンハスキー、ダルメシアン
お散歩の頻度は、1日2回(朝・夕)で1回30分〜1時間程度、距離は2〜4キロ程度。
体が大きいため、激しい運動は足や関節、心臓に負担を与えてしまう可能性があります。
成犬(1歳)になるまでに激しい運動をさせすぎてしまうと、関節に障害を抱えるリスクが高くなるため注意が必要です。
壮大な自然の景色の中で、凛々しい姿がかっこいい「イッちゃん」です。
宮城県から長期お預かり中のスタンダードプードルとラブラドールのMIX犬のイッちゃん(メス・8歳)。
入居してすぐにがま腫が見つかり緊急手術。でも、今は元気いっぱい ! お散歩大好きです。
シニア犬のお散歩の注意点
シニア犬になると、脚や腰、関節などが弱くなってきます。
とは言っても、日々の運動や散歩はできる限り続けてあげてください。外に連れ出してあげることは心にも良い刺激になります。
お外にでると元気がででくるアイコちゃん。
静岡県島田市から生涯お預かり中の柴犬のアイコちゃん(メス・15歳)
認知症の症状がありますが、D.C.キャッスルの芝の上で風を感じたり、いろいろな匂いを感じて、一歩一歩ゆったりと歩いています。
様子を見ながら少しずつでも散歩を取り入れることで、ストレス解消や認知症の進行予防への効果が期待できます。
ただし、シニア犬は疲れやすいので、1回10分を目安に、1日2~3回に分けて散歩に行くのがおすすめです。
ワンちゃんに合わせた楽しいお散歩を !
同じくらいの体の大きさであっても、犬種によって必要な運動量はそれぞれ違います。
散歩の時間や距離が合っていないと、運動不足でストレスを溜めたり、逆に体を痛めたりする可能性もでてきます。
帰宅時に「ハッハッ」と短い呼吸をしていれば、運動量は適しています。
呼吸がかなり速く苦しそう、呼吸の間隔がかなり短い、舌が紫色になっている場合は疲れすぎのサインなので、時間や距離を減らしましょう。
年齢や当日の体調にも配慮して、無理なく楽しめるお散歩を毎日してあげられるといいですね !
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