年末年始は、ご家族が集まったり、テレビを見ながらゆっくり過ごしたりと、人にとっては楽しみなイベントが多い時期です。
しかしその一方で、犬にとっては環境の変化が多く、ストレスを感じやすい季節でもあります。
犬にとって年末年始がストレスになりやすい理由
毎年この時期になると、「元気がない」「食欲が落ちた」「下痢をした」といった相談も増えがちです。
犬はとても繊細な動物で、「いつもと違うこと」に敏感。
年末年始は飼い主さんの生活リズムが変わり、来客が増えたり、家の中が賑やかになったりします。
- 知らない人が家に来る
- 飼い主が急に家にいる時間が長くなる、または留守が増える
- テレビや話し声がいつもより大きい
こうした変化が重なることで、犬は知らず知らずのうちにストレスを溜めてしまいます。
年末年始を愛犬と安心して過ごすために、特に注意したいポイントをご紹介します。
大掃除で気をつけたい犬の事故・トラブル
年末の大掃除も、犬にとっては注意が必要なタイミングです。
洗剤やアルコールスプレー、消臭剤などは、誤って舐めたり倒したりすると危険です。
また、掃除中に窓や玄関を開けっぱなしにしてしまい、脱走してしまう事故も毎年起きています。
お掃除の際には
- 犬を別の部屋で休ませる
- ケージやサークルを活用する
- 掃除用品は必ず手の届かない場所へ
これらの対策を心がけましょう。
年末年始の「留守番」と「帰省」での注意点
年末年始は、外出や帰省で留守番の時間が長くなりがちです。
長時間のお留守番では、水やフードの管理、室温調整がとても重要になります。
また、帰省のために犬を連れて移動する場合も注意が必要です。
慣れない車移動や環境の変化は、犬に大きな負担をかけることがあります。
「一緒に連れて行かないとかわいそう」と感じる方も多いですが、犬によっては、慣れた家で過ごす方が安心できる場合もあります。
愛犬の性格に合わせた選択をすることが大切です。
カウントダウン・お正月の騒音への対策
年末年始は、カウントダウン、テレビの音量など、犬が苦手とする大きな音が増えます。
音に敏感な犬は、震えたり、隠れたり、落ち着かなくなることもあります。
対策として
- 早めに静かな部屋へ移動させる
- カーテンを閉めて外の刺激を減らす
- 飼い主が普段通り落ち着いて過ごす
過剰に心配しすぎず、「いつも通り」を意識してあげましょう。
年末年始こそ「犬の体調変化」に注意
ストレスや生活リズムの変化により、年末年始は体調を崩す犬も少なくありません。
下記のような変化がないか気にかけてあげましょう。
- 食欲が落ちる
- 下痢や嘔吐をする
- 元気がなく、寝てばかりいる
このような変化が見られた場合は、「休み明けまで様子を見る」のではなく、早めの対応が大切です。
事前に、かかりつけの動物病院の年末年始診療日も確認しておくと安心です。
年末年始は、犬にとって非日常が続く特別な時期です。
ほんの少しの配慮で、事故や体調不良は防ぐことができます。
大切なのは、できるだけ普段通りの生活を意識すること。
愛犬が安心して過ごせる環境を整え、穏やかな年末年始を迎えましょう。
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