愛猫の特徴的である大きな瞳 1番空気に触れる粘膜は空気中の刺激を受けやすい箇所。
外敵の侵入を防いだり、治癒しようとする働きに対して涙が出たり、目やにが出たりといった症状で考えられる原因についてまとめてみます。
目やにが出る
◎ 両目に涙が出たり目やにが出る、クシャミを伴う
【ウイルス性結膜炎】
主にヘルペスウイルスやカリシウイルス等が原因で白目表面からまぶたの裏側の結膜に炎症が起きています。
そこに細菌や汚れが侵入することで黄色や緑色の目やにが出ます。
点眼薬と抗菌剤の内服薬を投与して治療します。
◎ 3日以上くしゃみが続いたり、片目だけに涙が見られる
【クラミジア感染症】
生きている細胞の中でしか増殖できない細菌で有るのがクラミジアが病原体となる感染症です。
片目だけの涙や結膜炎、くしゃみが特徴で気管支や肺に入ると重症化して死に至ることもあります。
◎ 子猫に見られることが多い目の病気
【細菌性結膜炎】
細菌が原因で起きる結膜の炎症 緑色や黄色のねばっとした目やにが出ます。
目が目やにで開かない事も … それらがある場合はすぐに受診をおすすめいたします。
目が充血している
◎ 白目が赤い
【緑内障】
眼球の中の水が過剰に生成され排水が出来ないことで眼圧が上がる病気ですが、他の目の病気が原因で発症することが多いです。
急性の場合は痛みから涙が出たり慢性になると眼球が飛び出した様に見えることがあります。
◎まぶたの裏側が赤い
【結膜炎】
細菌が原因で起きる結膜の炎症 緑色や黄色のねばっとした目やにが出ます。
目が目やにで開かない事も … それらがある場合はすぐに受診をおすすめいたします。
◎ 目の中が赤い
【ぶどう膜炎】
眼球の内部に有るぶどう膜という組織に炎症がおきています。
目の中が赤い、又は白く濁る事が特徴的。
猫伝染性腹膜炎(FIP) 見られることが多いですが、白内障や腫瘍などで発症することも考えられる原因です。
【眼内腫瘍】
眼球内に腫瘍が出来た状態 発生している部位によって異変に気付く事もありますが、殆どの場合眼内出血やぶどう膜炎、緑内障の検査の中で発見されます。
腫瘍の種類によって治療法が変わります。
目を開けにくそうにしている
◎ 目が腫れている、涙が出て完全に目が開けられない
【ヘルペス性角膜炎】
角膜にヘルペスウイルスが感染して、炎症を起こすと、角膜が変性して真っ黒になります。
乾燥して痛みを伴うため目を開けにくそうします。抗ウイルス剤で治療しますが、治りにくく悪化すると失明の原因になります。
【眼瞼炎】
まぶたの回りに炎症が起きた状態。
痒みや違和感や結膜炎や角膜炎により目を擦ることで傷をつけてしまうことが原因となる目の病気。
エリザベスカラーをつけて目に触れない様にします。
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