朝晩は少しずつ涼しくなり、人にとっても猫にとっても過ごしやすい季節がやってきます。
しかし、夏から秋にかけては気温や湿度の変化が大きく、体調を崩しやすい時期でもあります。
愛猫と快適に秋を迎えるために、飼い主さんが気をつけたいポイントをご紹介します。
季節の変わり目「毛づくろい」と「換毛期」に注意

猫は季節の変わり目に大量に毛が抜ける「換毛期」を迎えます。
特に夏から秋は、暑さ対策のための被毛から冬毛へと変わるタイミング。
普段よりも抜け毛が多くなり、猫が自分で毛づくろいをすることで毛を飲み込んでしまいます。
これが毛球症(※)につながることもあるため、こまめなブラッシングが大切です。
しかし、飲み込む毛の量が多い場合(長毛種、換毛期など)や、うまく排出できない場合には、毛が胃や腸に蓄積して塊(毛球)になります。
この毛球が消化管を塞いだり、胃粘膜を刺激したりすることで、様々な症状が現れるのが毛球症です。
ブラッシングは毎日少しずつ行うのがおすすめ。
特に長毛種の猫は、毛玉防止のためにも念入りに。
ブラッシング自体がスキンシップになり、猫にとっても安心できる時間になります。
朝晩の冷え込みで体調を崩すことも
昼間はまだ暑いのに、夜はひんやり……
人間と同じように、猫も寒暖差に弱く体調を崩しやすい傾向があります。
特に高齢の猫や子猫は免疫力が低く、くしゃみや鼻水といった軽い風邪症状から食欲不振につながることも。
冷え込む夜には、ふかふかの毛布やベッドを用意してあげると安心です。
猫は居心地のいい場所を自分で選ぶので、いくつかお気に入りの寝床となる場所を作ってあげると良いでしょう。
水分不足にもご注意を
涼しくなると水を飲む量が減る猫も多くなります。
結果として、膀胱炎や尿路結石といった泌尿器系のトラブルを起こしやすくなります。
水分補給を促すためにも、以下の工夫を取り入れてみましょう。
- 新鮮な水を複数の場所に置く
- 自動給水器を使って流水を好む猫の習性を活かす
- ウェットフードを取り入れて水分量を増やす
特にオス猫は尿路結石のリスクが高いといわれています。お水を飲んでいるかどうか、注意深く見守ってあげてください。
秋は「マダニ」や「ノミ」の活動が活発に

涼しくなると虫の心配は減るように思えますが、実は秋もマダニやノミが活発に活動する季節です。
「完全室内飼いだから安心」と思われがちですが、実は人間が衣服や靴にマダニを付けて帰宅し、そのまま室内に持ち込んでしまうケースがあります。
外に出さない猫でも、知らないうちに感染することがあるのです。
マダニに咬まれると単なる吸血だけでなく、「ヘモプラズマ症」などの猫特有の病気や、人にも感染する「SFTS(重症熱性血小板減少症候群)」といった重い病気を媒介する危険があります。
特に子猫や高齢猫は体力を奪われやすく、重症化しやすいので注意が必要です。
マダニ対策のポイント
- 予防薬は必須
- 持ち込まない工夫
- 早期発見を心がける
マダニ対策は、帰宅時に衣服を払って持ち込みを防ぎ、猫には予防薬の使用と体のチェックを習慣に。
もし異物を見つけたら無理に取らず、獣医師に相談するのが安心です。
秋を快適に過ごすために
過ごしやすい季節だからこそ、猫と一緒に秋を楽しみながら、体調管理にも気を配ってあげたいですね。
窓辺にベッドやタワーを置けば、虫の声や落ち葉の舞う様子も猫にとって良い刺激になります。
おもちゃを使って遊ぶ時間を増やせば、運動不足解消とストレス発散にもつながります!
季節の変わり目に気をつけたいポイントも忘れずに。
- 換毛期にはブラッシングで毛球症予防
- 秋もノミ・マダニ予防は必須(室内飼いでも安心はできない!)
- 水分補給を工夫して泌尿器トラブルを予防
- 食欲の秋でも体重管理を忘れずに
飼い主さんが少し意識するだけで、猫ちゃんはより快適に、そして安心して秋を過ごせます。
ぜひこの季節ならではの心地よい時間を、愛猫と一緒に楽しみましょう。
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