猫のあご周りにできている黒いブツブツ …「猫ニキビ」の可能性が !
そのままにしておくと重症化してしまうこともありますので、まずはご自宅でできるお手入れ方法をご紹介します。
自宅でできる猫ニキビのお手入れ方法
ぬるま湯で濡らした清潔なコットン、または柔らかいガーゼで、黒いポツポツの部分を優しく拭き取ります。
軽くこすって取れない場合には、軽く押さえて黒いポツポツをふやかしながら落としてあげましょう。
あごを触られると嫌がる猫ちゃんがほとんどかと思いますので、嫌がるようなら無理に続けずに少しづつ落としてあげてください。
また、強くゴシゴシしてしまうと、皮膚が傷つき、ますます細菌が入り込むことで、炎症をひどくしてしまう原因になりますので気をつけてくださいね。
また、お手入れの他にも食器を常に清潔にし、お水は定期的に交換しましょう。
食器を雑菌の付きにくい陶器に変更するのもおすすめです。
やってはいけない ! NGなお手入れ方法
○ ニキビを潰す
傷口から細菌が入ってしまうと酷い炎症症状を引き起こします。無理やり取ろうとしたり、潰すなどは絶対NGです。
○ 歯ブラシなどでゴシゴシこする
強い刺激も悪化の原因にもなります。細かい傷ができ、そこから細菌が入り化膿してしまう可能性があります。
○ アルコール入りのウエットティッシュなどでふかない
刺激が強く、猫にはしみて痛みを伴うことも。消毒が必要かなと思う場合は、動物病院を受診して適切なお薬を処方してもらいましょう。
○ 市販の塗り薬(人間用)などを塗らない
「ニキビ」という名前ですが、人間のニキビとはまったく異なります。人間用の塗り薬は絶対に塗らないでください。
現在の猫ニキビの症状を見極める
猫ニキビは、いくつかの段階に分けられます。
見た目の状態などでまずはしっかりと症状を見極めていきましょう。
初期の症状から順に
↓
- 黒いごまのようなものがプツプツできている
- しきりに掻いていて痒そう、食事や水を飲む時に痛そうにしている
- ただれて出血している
初期の状態では、痒がる様子などは見られません。
症状が進行するにつれて痒がったり、痛がっている様子が見られたり、更に進行してしまうと毛が抜ける、ただれるなど見た目にも深刻な状況がわかるようになります。
症状が、「2」 「3」の場合には、できるだけ早く動物病院を受診してください。
猫のあごニキビ予防方法
猫のあごニキビができる原因は、口周り分泌物が溜まって炎症を起こすことです。
炎症が起こる原因は、口周りの汚れ、元々持っている口の中の細菌が感染源、アレルギーやストレスが原因の場合もあります。
口の周りは元々汚れやすい場所。
顎の下は自分で舐めてきれいにすることができません。マメに口の周りに汚れがついたままになっていないかチェックしてください !
汚れがついているようなら、ぬるま湯で濡らしたガーゼや柔らかい布で軽く拭き取ってあげましょう。
急に顎ニキビができている場合は、ストレスやアレルギーが原因かもしれません。
・ ストレスの原因になっているものはないか(引っ越しなどの環境の変化など)
・ フードを変えたタイミングではないか(食物アレルギーの場合)
・ 食器を変えたタイミングではないか(プラスチック製品へのアレルギー)
これらに心当たりがある場合には自己判断でケアせずに、まずは動物病院に相談しましょう !
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