10月〜11月は気温の変化が大きく、人と同じく犬にとっても体調を崩しやすい季節です。
寒さに弱い犬種やシニア犬は特に注意が必要!
今回は秋冬に飼い主さんが気をつけたいポイントをまとめました。
散歩の時間帯と服装を工夫

朝晩の冷え込みが強くなると、関節や筋肉がこわばりやすくなります。
シニア犬や小型犬は防寒ウェアを着せて、できるだけ日中の暖かい時間に散歩をしましょう。
地面の冷たさから足を守るために、靴を利用するのも有効です。
運動不足を防ぐ室内遊び
気温が下がると散歩時間が短くなりがちですが、運動不足は肥満やストレスの原因になります。
- 引っ張りっこ
- 知育トイでの遊び
- 短時間のかくれんぼやボール遊び
このような室内遊びを取り入れ、寒い日でも適度に体を動かせるよう工夫しましょう。
秋の味覚と食べ物の注意
秋はサツマイモやカボチャなど犬に与えやすい食材が旬を迎えます。
少量なら栄養補給にもなりますが、濃い味付けや加工食品はNGです。
人間用に砂糖や塩、バター、しょうゆで調理したものは犬にとって塩分・脂肪が過剰で、肥満や心臓・腎臓への負担につながります。
また、スイートポテト、かぼちゃプリン、パンプキンパイなどのお菓子は砂糖や乳製品、香辛料が含まれ、犬には不向きです。
特に中毒を引き起こす可能性のある、ブドウ・チョコレート・玉ねぎなどは厳禁です!
※ さらに詳しい危険食材について解説していますので、あわせてご覧ください。
暮らしにひそむ「犬に毒なもの」とは?
旬の食材を与える場合は、味付けをせず茹でただけの状態で、少量を与えることを心がけてください。
乾燥と水分不足対策
秋冬は飲水量が減りがちです。
加湿器を使って湿度を保ちつつ、フードに少し水を加える、スープ仕立ての手作りごはんを取り入れるなど工夫しましょう。
泌尿器や腎臓に負担をかけないためにも、水分補給は重要です。
季節イベントの楽しみと注意
秋は涼しく過ごしやすい気候になり、犬と一緒にお出かけを楽しむにはぴったりの季節です。
紅葉狩りやキャンプ、ドッグランへの遠出など、夏よりも活動の幅が広がります。
愛犬と一緒に自然を満喫できる貴重なシーズンだからこそ、安全面にも少し気を配りましょう。
お出かけ先での注意
落ち葉や木の実、川や池の水など、犬が思わず口にしてしまうものが増える時期です。
新しい場所に行くときは、リードを短めに持ち、拾い食いを防ぐことが大切です。
また、山間部や観光地では気温が急に下がることもあるため、防寒対策を準備しておくと安心です。
※ 旅行やドライブを予定している方は、あわせてご覧ください。
愛犬との長距離のお出かけで気をつけたいこと
イベントや仮装を楽しむとき

10月といえばハロウィン。
仮装して一緒に写真撮影をするのも楽しいですが、衣装が動きを制限したり、飾りをかじって誤飲する危険もあります。
軽くて動きやすい素材を選び、短時間で楽しむ程度にしましょう。
おやつやご褒美を使って「楽しい体験」として記憶させてあげるのもおすすめです。
楽しいイベントやお出かけは、飼い主さんがちょっとした工夫をするだけで、愛犬にとっても快適で安全な思い出になります。
秋ならではの時間を、安心して楽しんでくださいね。
まとめ
秋から冬にかけては、犬の体調管理に気を配る必要があります。
- 散歩は暖かい時間に、防寒を意識して
- 室内遊びで運動不足を解消
- 秋の味覚は「味付けなし・少量」が基本
- 乾燥対策と水分補給を忘れずに
- お出かけやイベントは安全に工夫しながら楽しむ
これらを意識するだけで、犬が快適に秋冬を過ごせます。
飼い主さんのちょっとした気配りが、愛犬の健康と幸せな毎日につながります。
大切な愛犬と一緒に暖かく元気に過ごしましょう。
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