シニア期を迎えた犬は、加齢によって体にさまざまな変化や症状が出てきます。
見た目は元気でも、身体機能が衰え、病気にもかかりやすくなります。
シニア犬(老犬)は何歳から ?
犬の大きさなどにより異なり、一般的には小型犬・超小型犬(チワワなど)は11歳以上、中型・大型犬(柴犬など)は8歳以上、超大型犬(ラブラドールなど)は6歳以上が高齢期の目安と言われています。
犬も人間と同じで、年齢とともに老化現象が見られるようになります。
ですが、見た目に変化が見られるのには個体差があります。
シニア犬に見られる変化
見た目、行動、生活、それぞれで見られる主な変化をまとめてみました。
外見の変化
- 口臭が強くなる・歯の黄ばみが目立つ
- 被毛のツヤが失われパサつきが目立つ
- 目やにが増えたり、目が濁る
- 足が細くなる、全体的に痩せてくる
行動の変化
- ぶつかったり、つまづいたりすることが増える
- 散歩に行きたがらない
- 名前を読んでも反応しない
- 寝る時間が増える
生活の変化
- おしっこが間に合わず粗相してしまう
- 好奇心が少なくなってくる・興味を持たない
- ご飯を食べるのに時間がかかる
- 運動能力が低下する
小さな変化を見逃さず、年齢に応じたケアやサポートをしてあげることが大切です !
元気に長生きしてもらうために大切なこと
愛犬の老いを避けることはどうしてもできません。
と言っても、急激に老いていくというわけではありません。
少しでも長く一緒にいられるように、気をつけたいポイントは …
- 定期的な健康診断
- オーラルケアの習慣化
- 環境の見直し・改善
- 食事・体調変化の管理
シニア期は、半年に2回の定期的な健康診断がおすすめです。
かかりつけの獣医師さんに、年齢や健康状態に合った健康診断プランなどを相談してみるのもおすすめです。
お口の健康も大切。
全身的な健康にまで関係すると言われる「歯周病」の予防も含めて、お口のケアを習慣化させましょう。
また、目が見えにくかったり、耳が聞こえにくくなったりはもちろんですが、脚力なども落ちてきてしまいます。
滑ったり、ぶつかったりしないように、過ごす環境を少しづつ整えてあげるのと同時に、スキンシップを取りながら
体に異常がないか、痛みがないかなどを日頃からチェックしていきましょう。
生活習慣や日頃のケアで、老化による体調変化のスピードを緩やかにしたり、健康トラブルを未然に防ぐことはできます。
幸せにゆっくりと、ストレスのない時間をたくさん過ごせるように工夫して過ごしていきたいですね !
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