猫は具合が悪いことを飼い主さんに伝えることができませんし、具合が悪いことを隠す本能的な習性があります。
いつまでも健康に、元気に過ごしてほしい !
健康診断を行う最大のメリットは、病気の早期発見です。
どのような検査を受けられるの ?
具体的な内容は動物病院によって異なりますが、基本的には次のような項目についてチェックをします。
- 問診
- 身体検査(視診・触診・聴診)
- 尿検査・便検査
- 血液検査
- レントゲン検査
- エコー検査
問診
普段の様子や、生活環境などを獣医師さんとお話します。もし気になることがあれば、なんでもお話してみましょう。
身体検査(視診・触診・聴診)
獣医師さんが猫の全身を触って触診します。
腫れやしこりはないか、お腹に張りはないか、触れて痛がる箇所はないか確認しています。
また、聴診器を使って心臓、肺に雑音や異音などがないかチェックします。
尿検査・便検査
尿検査では、尿のpHや尿比重、タンパクの量、尿糖や潜血などのチェック。
便検査では、寄生虫の有無、消化管からの出血の有無を確認します。
血液検査
病院で採血をします。
貧血や感染の有無を確認。また、腎臓や肝臓をはじめとした内臓に異常がないか、赤血球や白血球など血液を構成する成分に問題はないかなどのチェックをします。
レントゲン検査
骨の形に変形や異常はないか、関節の状態の確認。
心臓、肺、胃、肝臓、腎臓などの各臓器の大きさや形、位置も確認します。
お腹に水が溜まっていないかなどもチェックします。
エコー検査
各臓器の状態を確認します。
レントゲンでは見えなかった部分の検査ができます。
猫の健康診断は何歳から ?
初めての健康診断は生後6か月ごろ。
1歳を過ぎたら1年に1回は、7歳を過ぎたら半年に1回が理想です。
生後6ヶ月頃は避妊手術の検討時期になります。
その前にワクチン接種とあわせて、健康診断も受けるのがおすすめです。
1歳を過ぎたら、年に一度の健康診断がおすすめです。
お誕生日月や、ワクチンと合わせて予定を組むと忘れずに受けることができますね !
7歳を過ぎると、猫はシニア期に入ります。
運動量も減り、特に腎臓などの尿路系の疾患が増える時期になります。
猫の健康を考えるなら、定期的な健康診断は大切です !
猫は腎臓病のリスクが高く、気づいたときにはかなり進行していることも珍しいことではありません。
病気の早期発見、早期治療のためにも、定期的な健康診断がおすすめです。
かかりつけの動物病院とも相談をして、受診時期や健康診断の内容を決め、忘れずに健康診断を行いましょう !
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